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アスベスト診断

身近にあるアスベスト含有建材

石綿調査の有無

事前調査の概要

事前調査とは、石綿含有の有無を事前に調査することを言います。調査は含有無しの証明を行う事から始まり、その証明ができない場合は分析調査を行うか、石綿含有と見なす事が基本です。

建築基準法など各種法律に基づき、施工された石綿等建材以外にも改修工事、改造工事、修繕など、想定できない様な場所に石綿が使用されている場合があるので、建材等の使用箇所、種類等を網羅的に把握し的確な判断を行うためには、見落とさないよう注意する必要があります。

NADA登録者について

協会に依頼があった事前調査(特に解体・改修前の調査)については協会で推奨しているSRD手法で行うが、それにはSRD手法の研修を受け、確認テストを合格しなければならない。

そして登録された者としての資格を手にしたら即一人前ということではなく、調査に慣れている登録された者に付いて、調査の仕方を実践で覚えていかなければならない。

そのためにNADAでは登録された者にランクを付けている。

「NADAに登録された者」には次の3ランクがある

第1段階 現地調査員
NADA独自の手法を習得するため、NADA認定の講師による研修会を受講し、調査員としての知識及び倫理観が適正だと認められる者。
第2段階 主任調査員
現地調査員として3回以上現場調査を経験した者で、現場調査のリーダーとしてSRD手法をリードしていく力量を備えていると認められる者、又は主任調査員としての知識及び経験が適正であるとNADAが認定した者。
第3段階 協会審査員
主任調査員として3回以上現場調査を経験した者で、協会審査員としての力量を備えていると認められる者、又は協会審査員としての知識及び経験が適正であるとNADAが認定した者。

なお、準備段階として、NADA協会員(登録されていない者)として現場経験をしてもらう。(サポートとしての参加は可能)

事前調査の役割の確認

調査診断を行う主任調査員、協会審査員を決める

主任調査員のやるべき事
  • ①調査診断と報告業務を中心となって行う。調査計画・報告書の作成。
  • ②必要に応じて、現地調査員に指示し協力しあいながら進める。
  • ③施主との打ち合わせ・最終報告書の提出。
現地調査員のやるべき事
  • ①主任調査員の補佐をする。
  • ②その他
協会審査員の責務
  • ①調査診断の流れの確認。(日数及び順序)
  • ②主任調査員からの資料を審査のポイントに照らし合わせながら審査する。(ワークシートの使い方、報告詳細表の記入要領の確認など)
  • ③その他

SRD手法とは?

SRD手法は総合的確認をいれる手法(NADA Synthetic Reseach and Diagnosis method)

※総合的に専門家の確認を行う。

一次調査(書面調査)
  • 主任調査員(アスベスト診断士)が一次調査を行う
  • その結果を協会審査員が再チェックを行う
二次調査(現地調査)
  • 主任調査員と現地調査員の2名を一組とし現地調査を行う
  • 現地調査には協会審査員が立会い、現地において再チェックを入れる
    書面調査と現地との整合性を確認し書面に記す。
調査診断報告書の作成
  • 主任調査員が報告書を作成する
  • 主任調査員の作成した報告書を協会審査員が再チェックを入れる

このようなプロセスで協会の考える総合的調査診断が実施される。

一次調査の手順

一次調査に必要な設計図書等を入手する。

ヒアリングでの重要事項

1事前調査の目的の確認
  • ①解体前事前調査
  • ②資産除去債務等調査
  • ③現状の安全確認等調査など
2主な設計図書等
  • ①確認申請図(確認済み証)
  • ②維持保全記録
  • ③竣工図書(施工写真・納入状況写真)等
3事前調査計画をおこなう。
『ヒアリング』におけるその他のポイント
  • ①事前調査入室等動線計画に必要な入室許可必要性・時間の確認等
  • ②裏面確認に必要な破壊調査並びに飛散防止の為の湿潤化の許可
  • ③以前の事前調査実施の有無と時期
  • ④上記実施結果報告書等の確認
4事前調査から報告(施工計画への結果反映)までの
スケジュール確認
5その他

二次調査の手順

1.調査前の確認事項 ※安全のため現地への乗り込みは複数で行うことが前提

  1. 1点呼
  2. 2服装チェック
  3. 3事前準備品のチェック
  4. 4保護具着用のチェック
  5. 5本日の作業内容の説明(動線の確認について等)
  6. 6作業班の振分けを行う(複数の班で調査する場合)
    ※調査建物の規模によっては、作業班を増やし役割を確認
  7. 7現地調査箇所の順番の確認
現地調査表

2.書面と現地との整合性の確認表による現状調査

  1. 1ナンバリングした平面図を見ながら調査箇所へ
  2. 2調査箇所へ対応している書面と現地との整合性の確認表を貼り付ける
  3. 3書面と現地との整合性の確認表を見ながら調査箇所の現状を調査(一次調査の結果と同じかどうかのチェック)を行い、書面と現地との整合性の確認表に記入する
  4. 4書面と現地との整合性の確認表の予定試料採取欄にチェックを入れる
    • レベル1、レベル2(特定建築材料)だけを抜出し裏面確認・試料採取する個所を仕分けする。
    • レベル3だけを抜出し、裏面確認・試料採取する箇所を仕分けする。
    • 判断根拠との整合性を確認する…判断根拠を持参しておく。
  5. 5(状況により)裏面確認・試料採取班を振り分けて実施する
    • 裏面確認・試料採取箇所を決める際は平面図を見ながら決めること(事前に決めておき全員が確認する)
裏面確認・試料採取のポイント
  • ①成形板裏面確認時、厚さも確認する(天井点検口があれば調べやすい)。天井点検口の材料は、天井使用材とは違う可能性があることを考慮する。
  • ②裏面の不燃番号等が判明したら、すぐに国交省・経産省 石綿含有建材データベース(Web版)にて確認する。NM-○○○○とあれば、少なくとも平成14年以降の製品である。
  • ③上記調査で石綿含有であった場合、同じ建材の使用状況を把握し、目視等による確認の方法を再検討する。(同ロット・同商品・同等品)
  • ④調査建物の年度特定は、新築、増築、改修、修繕で影響を受ける、その一枚の交換が、全てと思いこませる落とし穴がある。

試験体の採取(室内天井面 ひる石)

湿潤化
剥ぎ取り
固化・完成
留意事項
  • 保護具の着用
  • 採取後の清掃(HEPA真空掃除機)
  • 3箇所以上採取→まとめる
  • 使用工具の清掃徹底
  • 施工面積に注意

試験体の採取(断熱材・保温材)

吹付け材同様煙突断熱材等については発じん性が高い為に湿潤化等十分に行うことが必要である。

カポスタック湿潤化
ハイスタック
パールスタックカタログから
留意事項
  • 保護具の着用
  • 使用工具の清掃徹底
  • 断熱材の状況を見極め採取する
  • 採取後の清掃(HEPA真空掃除機)

試験体の採取(外壁材)

吹付け材同様煙突断熱材等については発じん性が高い為に湿潤化等十分に行うことが必要である。

湿潤化
剥ぎ取り
固化・完成
留意事項
  • 保護具の着用
  • 施工面積に注意
  • 下地まで貫通して採取
  • 採取後の清掃(HEPA真空掃除機)
  • 3箇所以上採取→まとめる
  • 採取工具の清掃

分析試料採取位置図の例

湿潤化
剥ぎ取り
完成 密封袋

試験体の採取(壁 成形板)

アスベスト事前調査報告書の例

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